東京バルーンフェスタは、日常が持つエンターテイメント性を
引き出すことを目的としたイベントです。
そこで私たちはバルーンの存在に注目しました。
現在、バルーンリリース、ドロップ、アーチといった造作物等の様な
演出は普通に行なわれる手法で、特別新しいものではありません。
しかしバルーンは、そのもの自体が非日常的な特性をもち、
とてもエンターテイメント性を持ったものであるというところに着目しました。
日常の持つエンターテイメント性の象徴としてバルーンをとらえ、
普段の生活の中にある、たくさんのバルーンに気づくきっかけを
このイベントの中で作っていければと考えています。


−東京バルーンフェスタ委員会−
Capsulerie 武内 昭/中西妙佳


このようなコンセプトで突然バルーン協会事務局に舞い込んだ協賛依頼に、
会長、副会長、東日本支部役員は即座に協力を約束し、ここにJBA設立以
来もっともユニークな協賛イベントが生まれました。5月2日から8日まで、銀
座松屋1F「スペース・オブ・ギンザ」で行なわれた「グレート・ビッグ・バルーン
展」の模様を紹介しながら、東京バルーンフェスタの実態に迫ります!

会場は銀座松屋1Fの
「SPACE OF GINZA」
スポンサーはスウォッチです。
今回JBAは「協力」という立場です。
アドバイスをするだけで、実際の作業は
東京バルーンフェスタ委員会が行ないます。
「グレートビッグバルーン」の説明です。
パッチワークのぬいぐるみの中に、
毎日少しづつバルーンを入れていきます。
アドバルーンは実際には72インチゴム風船を使用し、
ぬいぐるみの中にセットしました。
お手伝いに駆けつけた(株)アイマルの
松本社長と中村氏。熱い打ち合わせが続きます。
ハイフロートをセットした72インチバルーンを入れた
「ぬいぐるみ」が、吹き抜けに立ち上がります。
スタッフから思わず歓声が!

さらに毎日少しづつメタリックバルーンを入れていきます。
その数なんと7日間で3000個!
最後にはどんな姿になるのでしょうか?
続いて作業用ネットの作製です。
この中で膨らまされたバルーンが「足」を通って本体に
入って行きます。
と、説明しても見に行かないと解らないかな?
マップハンカチと植木鉢キットの販売です。
植木鉢キットは、コップ型植木鉢とお皿、おまけの水玉風船が入っています。
マップハンカチには東京23区の地図がプリントされています。
地図には”種まき”の行なわれる場所と日時が記入されています。

”種まき”(パフォーマンス)今夏予定
種の入った風船を都内5ヶ所の場所でまくパフォーマンスです。
マップハンカチを購入した人は、ハンカチを見て風船のまかれる場所を探すことができ、
植木鉢購入者は拾った種をその植木鉢で育てることができます。
主役のCapsulerieのお二人。
斬新なバルーンに対するイマジネーションにはただただ感心するのみです。
我々バルーン業界人が思いもつかない自由な発想と、TOPページ写真のSWATCHブース上の
バルーンデコレーションや植木鉢キットを徹夜で仕上げるというバイタリティも備えてます。
(JBAスタッフは風船の結び方を教えただけ!)

東京バルーンフェスタの大成功をお祈りします。
ガンバレ!!


イベント告知用のバルーンセット
これもおしゃれに仕上がっています


今後の東京バルーンフェスタのイベントとして、文中にもありました「種まき」の他に、「アルバイト」、「ウインドウパフォーマンス」、「展覧会」、「パーティ」などが予定されています。
JBAは、それぞれのイベントに技術指導や資材提供などの協力をしてまいります。
たとえば、「アルバイト」パフォーマンスはたくさんの膨らませた風船を目的地まで運ぶパフォーマンスです。
普通たくさんの風船を持った人を見ると風船配りだと考えると思います。しかし、風船を配らずイベントの雰囲気もなく、しかも歩いたり、バスに乗ったり、カフェでお茶したりといった日常行動をしているので、それを見た人はその状況が理解できず、注目することになります。
「ウインドウパフォーマンス」は、デパートのショーウインドウの中にパフォーマーが入って、ただひたすらバルーンを膨らませ続けるというものです。
ウインドウいっぱいになってもさらにバルーンに埋もれながらも膨らませ続けます。

5月5日(土)午後3時頃の様子です。
シルバーバルーン約1500個が入りました。
すでに浮力は充分です。

最終日(5月8日)夕方の様子
約3000個のメタリックバルーンが入り、
とてつもない迫力のオブジェとなりました。

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