JBAガイドライン
日本バルーン協会では環境とバルーンをお使いになる方の安全を配慮し、下記のガイドラインを制定しています。
1. バルーンリリースのガイドライン
- リリースにはヘリウムガスを使用する事。水素ガスの使用禁止。
- リリースする風船は、天然ゴムを原料とする「ゴム風船」である事。
- 使用するゴム風船の止め具に、プラスチックなどの生分解しない物は使用せずゴム風船自体でしばる事。
- 糸など持ち手をつける場合、ゴム風船と同等の生分解する物を使用する事。木綿糸・紙ひも・輪ゴムの推奨。その際、糸などはできる限り短くすることが望ましい。
- リリースするゴム風船は全て単体とし、糸などで結んだ集合体でリリースしない事。
- メッセージカードをつける場合は紙などの生分解する物を使用しゴム風船の中に封入するか、口元に生分解するテープで貼る事。
- わずかな降雨でも浮力が落ちるので絶対にリリースは行わない事。近年、局地的な豪雨が多発しているので近隣地区の天気も確認する事。
- ゴム風船の大きさ、ヘリウムガスの容量を考慮し、十分な浮力を確保してリリースを行う事。
- リリースを行う場所は周囲の安全をあらかじめ確認し主催者と協議の上、行う事。飛行場・鉄道沿線・架線・高圧線付近では特に注意する事。万が一架線等に掛かった場合にはそのまま放置せずに電力会社・鉄道会社に連絡する事。
- リリースを行う際は一般社団法人日本バルーン協会のバルーン業務安全管理士又はバルーン業務安全管理講習会受講者のもとに行う事が望ましい。
2. バルーン用ヘリウムガス吸引はしない
バルーン用のヘリウムガスを吸い込んで声を変える遊びをしないでください。市販されているジョークグッズのガス缶にはヘリウムガスの他に酸欠を防止する為、酸素が含まれていますが、バルーン用のヘリウムガスにはほとんど含まれていません。このガスは基本的に人体には無害ですが、酸素が含まれていないガスを多量に吸い込むと一時的に酸欠状態になり、呼吸困難を引き起こす場合がありますのでご注意ください。(ヘリウムガスについてを参照)
3. ヘリウムガス入りのバルーンギフトには重しをつける
ヘリウムガスを入れたバルーンギフトや装飾用バルーンには必ず重しをつけて飛んでいかないようにしてください。これらのバルーンは自然分解しづらく、特にフィルムバルーンは電線や架線などに触れるとショートや熱で断線する恐れがあります。(フィルムバルーンについてを参照)
4. お子様に与える際の注意点
誤飲による呼吸困難、窒息を防止する為、6歳未満の子どもには膨らませたゴム風船で遊ばせてください。また使わないゴム風船や、割れた風船の破片などは、子どもの手の届かないところに置いてください。(ゴム風船についてを参照)